イタリア系アメリカ人の両親のもとで生まれ、米ステラ・アドラー音楽学校で学びながら舞台役者としてデビュー。2000年、ケネス・ロナーガン監督の「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」で注目され、インディペンデント・スピリット・アワードにノミネート。ブロードウェイデビュー作「Awake and Sing!」でトニー賞ノミネート。ハリウッドでも活躍し、「キッズ・オールライト」でアカデミー助演男優賞ノミネート。監督作「シンパシー・フォー・デリシャス」でサンダンス映画祭特別審査員賞。「アベンジャーズ」シリーズでブルース・バナー/ハルク役で知名度アップ。「フォックスキャッチャー」で再びアカデミー助演男優賞ノミネート。その他、ゴールデングローブ賞やトニー賞に数度ノミネートされ、幅広い才能を示している。
実話を元にした本作はマーク・ラファロをはじめとするキャスト陣が、徹底的な調査を行いながら、事件の真相に迫っていく過程がリアルに描かれています。また、報道のプロセスやジャーナリストたちの倫理観など、報道の世界の在り方に触れることができる点も本作の魅力の要素です。
また80年代初頭のアメリカ社会が持つ雰囲気や、カトリック教会の権力に対する報道機関の姿勢など、歴史的な背景も丁寧に描かれています。緻密に構成されたストーリーと、リアルな事件に基づいた舞台設定、そしてキャスト陣の演技力が相まって、「スポットライト 世紀のスクープ」は見逃せない一作となっています。