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青山のアパレルショップで店長を務める伊藤真知子は、どこか満たされない毎日を送っていた。自分の意見は採用されず、年下のカリスマ店員・新堂さやかに仕事を取られ、ストレスが溜まる日々。そんなある日、さやかの何気ない一言がきっかけで真知子はSNSの裏アカウントを作り、胸元の際どい写真を投稿する。表の世界では決して得られない反応に快感を覚えた真知子の投稿はどんどん過激になっていき、それに呼応するようにフォロワー数も増えていった。「リアルで会いたい」「もっと自分を解放して」 そんな言葉に誘われ、フォロワーの1人と会うことになった真知子。その相手は、”ゆーと”という年下の男だった。 真知子は自分と同じ心の乾きを持つ彼に惹かれていく。しかし、その関係は1度きり。それがゆーととの約束だった。ゆーとと会えないことから、真知子は他の男と関係を持つようになるが、その心は満たされない。裏の世界でフラストレーションがたまっていくのとは裏腹に、表の世界は、店の売り上げ不振回復への施策に自身のアイデアが採用され、大手百貨店とのコラボレーション企画が決まるなど充実していく真知子。やりがいのあるプロジェクトに意気込む真知子だったが、その百貨店担当者の原島努こそが、あのゆーとだった。表の世界で再会を果たした2人。平静を装う原島に対し、心乱れ動揺を隠せない真知子。原島ではなく、ゆーとに会いたいという思いが日増しに募っていく。表と裏、愛情と憎悪、真実と嘘、理性と欲望・・・相反する2つが激しく交錯する中、真知子に突然訪れる結末とは…。
深夜の学校。“赤い人”は現れる――。 女子高生・明日香の生活はある日学校にいるはずのない幼い少女から 「私のカラダ、探して」と不気味な言葉を言われた日から一変してしまう。 その日深夜0時を迎えた瞬間、気付くと明日香はクラスメイト5人と共に深夜の学校にいて、 突如全身が血で染まった少女”赤い人”が現れ、全員を次々に惨殺していく・・・。 そしてその日から、6人は同じ日を繰り返すこととなる。 明日を迎える唯一の方法は、校内に隠された、とある少女のバラバラにされた”カラダ”をすべて見つけ出すことだった。 このループはカラダを全て見つけるまでは終わらない。
アニメキャラやクラスのイケメン男子たちのBLを妄想するのが大好きな女子高生・芹沼花依は、大好きなアニメキャラが死んだショックで1週間寝込んだことで激ヤセし、誰もが振り向く美女に変身する。そんな彼女に、スーパーイケメン男子高生の六見遊馬、五十嵐祐輔、七島希、四ノ宮隼人が熱烈なアプローチを開始。彼らをBL目線で妄想してしまうのをこらえ、真剣に向き合おうとする花依だったが……。
翌日にせまった文化祭の準備に追われ、先勝美術大学の校内は、学生たちの熱気と喧騒に包まれていた。そんな中、例年通り文化祭で展示も発表もしない映画研究会の部室だけは、いつもと同じように、まったりとした時間が流れていた。しかしその朝「部室の片隅に何かある」という不思議な夢を見たサラ(小川紗良)は、本当に古い段ボール箱を見つけてしまった!その中には古い脚本と演出ノート、1本の16mmフィルムが入っていた。そのタイトルは「夢みる人」。さっそく映写してみるが、なぜかその映画は未完のままだった。そこにふらりと表れたOBのタクミ先輩(斎藤工)は、彼らに「これは撮ろうとすると必ず何か恐ろしいことが起こる、OB達の間ではいわくつきの映画だ」と告げる。しかしこの映画にすっかり魅せられたサラは「これ、私たちでやってみない?」と部員たちに猛アピール。監督はサラが担い、プロデューサーはリコ(藤谷理子)、撮影はカミオ(神尾楓珠)、録音にウチダ(内田倭史)、衣裳とメイクはシエリ(ヒロシエリ)、助監督とその他雑用をモリタ(森田甘路)が担当し、一致団結してはじめての映画制作への挑戦が始まる・・・が、部員たちは次々に予期せぬ困難やトラブルに見舞われる。やがて、資金は底をつき、準備していたクラウドファンディングも大失敗。この脚本は本当に呪われているのか? この終わりなきトラブルに出口はあるのか!?
SWORDの「O」鬼邪高校。定時と全日に分かれるSWORD地区最凶の不良高校である。その全日制で頭を張る花岡楓士雄(川村壱馬)は、 数々の伝説を持つ最強の男・ラオウをたずねて、 戸亜留とある 市にある 鈴蘭すずらん 男子高校を訪れていた。その頃、鬼邪高の首を狙うSWORD内の不良達は、虎視眈々とその機会を伺っていた…。中でも、エンジ色の学ラン、通称“血の門”と呼ばれる瀬ノ門工業高校の頭・天下井公平(三山凌輝)は、須嵜亮(中本悠太)という最強の男の力を手に入れ、さらには、同じく鬼邪高の首を狙う 鎌坂かまさか 高校と 江罵羅えばら 商業高校を傘下に加え、「三校連合」を築き、その勢力を拡大していく。鬼邪高の高城司(吉野北人)と轟洋介(前田公輝)は、そんな三校連合の怪しい動きをいち早く察知するも…その時は突然、訪れる。遂に、三校連合による鬼邪高狩りが始まったのだ。不意をつかれ、急襲されてしまう形となった鬼邪高の男達。圧倒的不利な状況下で、これまで己の拳一つで答えを導いて来た楓士雄は、次々に潰されていく仲間達を守り抜く事は出来るのか!?そして、三校連合最強の刺客、須嵜との頂上決戦に挑む楓士雄!楓士雄の拳はいったい何を語るのか?本物のテッペンを決める戦いが今、始まる。
浅野大義(神尾楓珠)は市立船橋高校吹奏楽部に所属する男の子。担当はトロンボーン。活発で優しく、そして真っすぐな大義は、いつも周囲を明るく照らし、そして大義自身も部員たちに支えられ、青春を謳歌していた。なにより特別な存在である顧問・高橋健一先生(佐藤浩市)に大きな影響を受け、心身共に成長していった。大義は、市船・野球部のために、オリジナル応援曲の作曲に挑戦。作曲の難しさに葛藤しながらも高橋先生からの叱咤激励や親友・佐伯斗真(佐野晶哉<Aぇ! group/関西ジャニーズ Jr.>)の助け、母・桂子(尾野真千子)の応援もあり「市船 soul」が誕生する。そして、いざ試合で演奏されるとたちまち得点を呼ぶ“神応援曲”と呼ばれる様になる。 高校を卒業した大義は、高橋先生の様な教師を志し音楽大学へ進学、夢に向かってキャンパスライフを過ごしていた。そんなある日、大義の身体を異変が襲う。診察の結果、大義の身体は癌に侵されていた―。
わかり合えない僕らは、それでも「ふつう」の幸せを手に入れたい―。高校生の安藤純は自分がゲイであることを誰にも告げずに生きていた。ある⽇、書店でクラスメイトの三浦紗枝が、男性同⼠の恋愛をテーマとした、いわゆるBLマンガを購⼊しているところに遭遇する。BL好きであることを秘密にしている紗枝は「誰にも言わないで欲しい」と純に⼝⽌めをするのだが、彼女はまだ知らなかった。目の前にいる純が、彼女の好きなゲイ…
「恋をしている女性が光って見える」という特異体質の大学生・西条は、自身は恋愛とは無縁の学生生活を送っていた。ある日、彼は「恋というものを知りたい」という文学少女・東雲に一目ぼれし、恋の定義について語り合う交換日記を始める。