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ロッテルダムで、自動車修理工場を営むギーア。従業員は、ニコ、レオ、キースの中年3人組と、移民の若者ユース。男たちは昼から缶ビール片手にカードゲームに興じ、マジメに働いているのはユースぐらいだ。そんなある日、ニコが税金の督促状の束を発見。ギーアは皆に経営不振を隠していたのだ。滞納した税金を支払うために、ギーアたちはスポンサーを口説き落として一か八かの賭けに出る。それはロッテルダム・マラソンに出場し「全員完走出来たら借金を肩代わりしてもらう。完走出来なきゃ工場を譲る」というもの。元マラソン選手のユースのコーチの下、スポーツとは全く無縁だった4人は、マラソン完走に向け、練習を開始したのだが……。はたして4人はフィニッシュラインに辿り着くことが出来るのか?スタートの号砲は鳴った!
パリ・オリンピック陸上短距離で祖国イギリスに金メダルをもたらした2人の若者がいた。ユダヤの血をひいている為、言われなき差別と偏見を受けてきたハロルド。彼にとって走ることは偏見に勝利することであった。一方、宣教師の家に生まれたエリックは神のため、信仰のため走った。
ついに、ハイジは見つけた。共に夢を叶える仲間の、切り札にして、最後の1人を。彼の名はカケル、18歳。ハイジが4年生になる寛政大学に、この春から通う新入生だ。高校時代に天才ランナーと呼ばれた彼の走りをその目で確認したハイジは、戸惑うカケルを半ば強引に、自らが寮長を務める竹青荘に入居させる。まかない付きで3万円という破格の家賃には、陸上競技部に入部して毎朝5キロ走るという入居条件があった。ハイジの作るうまい料理のために、喜んで走り続ける8人の住人は、まだ誰もハイジの野望に気付いていなかった。ハイジの突然の箱根駅伝出場宣言に、唖然とする9人。それもそのはず、ハイジとカケル以外は全員、陸上とはかけ離れた者ばかりだ。「素人が、無理です!」強く反対したのは、なぜかカケルだけ。だが、ハイジには勝算があった。翌朝から箱根を目指す日々が始まった。寛政大学は予選会に向けて、夏の合宿訓練を開始する。
自堕落な生活を変えるべくニューヨーク・シティ・マラソンへの出場を目指す女性の奮闘を描き、2019年サンダンス映画祭で観客賞を受賞したコメディドラマ。ニューヨークで暮らすブリタニーは、パーティ三昧の不健康な生活を続けていた。ある日、ふとしたことで病院を訪れた彼女は、医師から血糖値や血圧の数値の高さを指摘され、このままでは生活習慣病は免れないと告げられる。危機感から近所でジョギングを始めた彼女は、次第に走ることに充実感を覚えるようになり、ニューヨーク・シティ・マラソンへの出場を決意する。
恋人の命を救うためベルリンの街を疾走する女性の運命を、画面分割やアニメーションなど様々な手法を取り入れながらスピード感たっぷりに描いたドイツ映画。夏のベルリン。午前11時40分、ローラのもとに裏金の運び屋をする恋人マニから助けを求める電話が入る。ボスから預かった10万マルクを失くしてしまい、正午までに金を返さないと殺されるのだという。タイムリミットは20分。愛するマニを救うため、金を工面すべく街中を駆け巡るローラだったが……。わずかな行動の違いで変わるローラとマニの運命を、3通りの結末で描き出す。
そびえ立つ壁や毎晩変化する構造を持つ謎の巨大迷路に月に1度、自分の名前以外何も覚えていないランナーが送り込まれてくる。やがて団結し始めた彼らは迷路の仕組みを調査し脱出法を見いだそうとするが、迷路の扉が閉まる夜までに帰還しないと命の保証はない。生き残りを懸け巨大迷路に隠された謎を解き明かそうとするランナーたちの運命はどうなるのか。
1940年代、アラバマ州で生まれたフォレスト・ガンプは、知能指数こそ人に劣るが、母親にたっぷりの愛情を注がれて育ち、優しいハートと走る能力は誰にも負けない男性に成長していく。そんなフォレストは、ただひとり彼に理解を示してくれた幼なじみの女性ジェニーの愛を信じる一方、ベトナムの戦場に出征するなど、1950年代に始まるアメリカの歴史の大きな動きの中で、図らずも波瀾万丈の半生を送ることになる。
『アメリカン・ビューティー』でアカデミー賞を受賞、『007スカイフォール』『007スペクター』のサム・メンデス監督最新作。ある重要なミッションを与えられた若きイギリス人兵士2人の〈一日〉を壮大なスケールと深いドラマで描く。
ワンカットの映画に加えて戦争映画というシチュエーションが終始、息を飲む様な臨場感を与えてくれる作品です。戦争で傷つき、何も感じなくなっていた主人公が劇中の約1日の中での経験を通じて、自分自身との向き合い方と次第に変わっていく姿がよく描かれています。
舞台裏のメイキングも合わせて見ると、この映画の撮影方法の凄さやこの映画に込めた制作の想いがよくわかり、より映画に入り込めます。映像、音楽、臨場感、戦争映画として最高の名作と言える作品です。