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1941年、ナチスドイツによるソ連侵攻が始まった。まだ大学生だったリュドミラは、非凡な射撃の才能を買われ、戦場に身を投じる。狙撃兵として次々と標的を仕留めるリュドミラは、やがて敵からは“死の女”と恐れられ、軍上層部には英雄として讃えられ、戦意高揚の道具として利用されてゆく。戦場で芽生えた恋、愛する人の死、そして新たな出逢い。その間も戦況は悪化し、10カ月におよぶ壮絶な攻防戦が開始された。
朝鮮戦争末期。韓国軍と北朝鮮軍がにらみ合う南北境界線高地では、互いに領地を奪いあう熾烈な攻防が続いていた。この激戦地に派遣されたウンピョ中尉は、かつての学友・スヒョクと再会。だがスヒョクは過酷な戦場で変わり果て、別人のようになっていた。
米軍の狙撃手ベケットは国防総省からの特命を受け、パナマの麻薬組織に君臨するボス、オチョアとその援助の恩恵を得ている反政府分子アルバレス将軍を暗殺すべく、若きエリート軍人リチャードとともにパナマの密林に潜入する。だが、ベケットがオチョアの狙撃に成功する一方、リチャードは経験不足もあってアルバレス暗殺に失敗し、作戦は困難を極めるという展開に。ベケットは今度こそアルバレスを暗殺しようと挑む。
『ボーン・アイデンティティー』のダグ・リーマン監督が、実在のスナイパーをモデルに描くサバイバルアクション。イラクの荒廃した村で戦うアメリカ軍狙撃兵・アイザックとマシューズ。足を撃たれたアイザックは、通信機で救助を呼び掛けるが…。
元海兵隊のスナイパー、ボブ・リー・スワガーは一線を退き、広大な自然が広がる山奥で隠遁生活を送っていた。しかし、退役したアイザック・ジョンソン大佐が彼のもとを訪問し、大統領暗殺計画が発覚したため、ボブの力を借りたいと言う。ところが、それは巧妙に仕組まれた罠だった。
過激派に妊娠中の妻を殺され、家を焼き払われたウクライナの物理学者。平和主義だった彼はロシアに復讐を誓い、主義を翻してエリート狙撃者になる。実在する伝説的スナイパーの半生を描く実録アクション。
1942年9月。ナチス・ドイツの猛攻にさらされ陥落寸前のスターリングラード。そこへ送り込まれた新兵ヴァシリ。敵の銃弾が降り注ぐ中、死体に紛れて反撃の機をうかがっている時、同じように身を潜めていた青年政治将校ダニロフと出会う。ダニロフのライフルを借りたヴァシリは驚くべき正確さで敵兵を次々と仕留めていった。
米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊し、イラク戦争に狙撃手として派遣されたクリス。その任務は“どんなに過酷な状況でも仲間を必ず守ること”。狙撃精度の高さで多くの仲間を救ったクリスは “レジェンド”の異名を轟かせるまでになる。しかし、敵の間にもその腕前が知れ渡り、“悪魔”と恐れられるようになった彼の首には18万ドルの賞金が掛けられ、彼自身が標的となってしまう。一方、家族はクリスの無事を願い続けていた。家族との平穏な生活と、想像を絶する極限状況の戦地。愛する家族を国に残し、終わりのない戦争は幾度となく彼を戦場に向かわせる。過酷なイラク遠征は4度。度重なる戦地への遠征は、クリスの心を序々に蝕んでゆく。
この映画はイラク戦争において実在した、米軍史上最強スナイパーの戦中と、一人の父親としてもがき苦しみ、戦争で何を失ってしまったのかが描かれています。英雄と讃えられた主人公ですが、戦場では他の兵士と同じように一人の人間として悩み葛藤し、戦争から帰ってきても極限状態の日々を過ごしたため、平和とのギャップに苦しみます。映画の終わり方にも驚かせられますが、この映画観て改めて戦争は負の連鎖しか生まないものだと痛感させられます。