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刑務所から出所して東京に戻ってきた半グレの石神武司は、以前から得意だった個人情報の「名簿」を元手に、詐欺用の名簿ビジネスを再開する。広告代理店から引き出した顧客情報や韓国人の友人・ジュンギからもらった中古スマホの個人情報を合わせて精密な名簿を作り上げ、後輩の暴力団構成員の広野に売ってビジネスを成功させた。その後、カタギの親友・ヤスから投資を勧められ、真っ当に生きたいと望む石神はベンチャービジネスに介入し投資家へと転身を図る。資金不足の若手クリエイターに出資し、やがて事業は軌道に乗り出す。いよいよ裏社会から足を洗おうとする石神だったが、その矢先に、大手取引先から彼の過去が問題視され「石神を外すように」と条件が出されてしまう。一方、石神の後輩・広野が所属する関東最大の暴力団・大島会は、組を破門された武闘派たちが決起した壱川組から一大抗争を仕掛けられる。かつて大島会とつながりのあった石神も壱川組から<警告>を受け、カタギかヤクザか、大島会か壱川組か、自分自身の行く先に苦悩を募らせる。やがて抗争は激化し、国際社会で暗躍する外国人組織「リュード」もジュンギらを通して接近しはじめる。石神の周りで数多の思惑が大きく動き出す。そして、石神はとりかえしのつかない事件と対峙することになる———。曖昧で歪んだ現代社会の中、自分自身を模索する石神が辿り着く先とは?
由希子(伊澤恵美子)は、娘の幸(土屋希乃)と蒼空(土屋瑛輝)と夫の4人家族。だが、夫はめったに帰宅することなく、彼女がたった一人で幼い娘と息子の世話と家事に明け暮れる毎日。結局一方的に夫に離婚を言い渡された由季子は、子ども2人を連れてアパートで新生活をスタートさせ、良き母であろうと奮闘するものの……。
「天地明察」などの作家・冲方丁のサスペンスを、『トリック』シリーズなどの堤幸彦監督が映画化。集団安楽死をするため廃病院に集まった12人の少年少女が、死体を見つけたことで疑心暗鬼に陥る。キャストは『湯を沸かすほどの熱い愛』などの杉咲花、『OVER DRIVE』に出演した新田真剣佑と北村匠海、『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』で共演した高杉真宙と黒島結菜ら。 それぞれの理由で安楽死を望み、廃病院の密室に集まった12人の少年少女は、そこで死体を見つける。死体が何者で自殺なのか他殺なのか、集まった12人の中に殺人犯がいるのか。やがて、12人の死にたい理由が明らかになっていく。
明石幸次(阿部進之介)は、内部告発した父が自殺に追い込まれたのを機に実家に帰るが、家庭は崩壊寸前だった。そんなとき、児童養護施設のオーナーの北村(安藤政信)が彼に救いの手を差し伸べる。明石は、孤児を養う一方で子供を守るためなら罪を犯すのもやむを得ないという考えを持つ北村に魅了される。
<持たざる者>が<持つ者>から生きる糧を掠め取り生き延びてきたこの地で、特殊詐欺に加担するネリと弟・ジョー。二人はある夜、思いがけず“億を超える大金”を手にしてしまう。 金を引き出す…ただそれだけだったはずの2人に迫る様々な巨悪。 果たして、ネリとジョーはこの<危険な地>から逃れられるのか。
スクープ雑誌「明潮24」に東京拘置所に収監中の死刑囚・須藤から手紙が届く。記者の藤井は上司から須藤に面会して話を聞いて来るように命じられる。藤井が須藤から聞かされたのは、警察も知らない須藤の余罪、3件の殺人事件とその首謀者である「先生」と呼ばれる男・木村の存在だった。木村を追いつめたいので記事にして欲しいという須藤の告白に、当初は半信半疑だった藤井も、取材を進めるうちに須藤の告発に信憑性があることを知ると、取り憑かれたように取材に没頭して行く。
大阪の下町で平穏に暮らす原田智と中学生の娘・楓。「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」。いつもの冗談だと思い、相手にしない楓。しかし、その翌朝、 智は煙のように姿を消す。ひとり残された楓は孤独と不安を押し殺し、父をさがし始めるが、警察でも「大人の失踪は結末が決まっている」と相手にもされない。それでも必死に手掛かりを求めていくと、日雇い現場に父の名前があることを知る。「お父ちゃん!」だが、その声に振り向いたのはまったく知らない若い男だった。失意に打ちひしがれる中、無造作に貼られた「連続殺人犯」の指名手配チラシを見る 楓。そこには日雇い現場で振り向いた若い男の顔写真があった――。
企業の犯罪、政府の陰謀、社会を取材するのがマスコミの仕事だ。そんな中、若手女性記者エリカは、政府の隠蔽工作と思われる事件に袖を通し、仕事をすることになる。相手は杉原という官僚だ。衝突は避けられないようだ。