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米海軍特殊部隊ネイビーシールズの中でも、えりすぐりの精鋭ソルジャーを集めた“チーム6”。彼らは国防総省からの指令を受け、タリバンの最重要人物ウサマ・ビンラディンのアジトを襲撃するというミッションに就く。しかし、アメリカ政府の上層部はビンラディンのアジトを特定するのに決定的な確証を得られず、ミッションになかなかゴーサインが出ない。“チーム6”はそんな状況下、作戦に向けた訓練を黙々と続ける。
アメリカ空軍のトミー・イーガン少佐は、F-16戦闘機のパイロットから無人戦闘機の操縦士に転身し、政府のテロリスト掃討作戦に貢献してきた優秀な軍人である。しかしトミーはやるせない違和感に囚われていた。ラスベガス郊外のマイホームと砂漠の空軍基地を車で毎日往復し、エアコンが快適に効いたコンテナ内のオペレーションルームにこもって、圧倒的な破壊力を誇るミサイルをクリックひとつで発射する。音声の出ないモニターだけで戦場の状況を確認するその任務は、まるでゲームのように現実感が欠落しているのだ。CIAの対テロ特殊作戦に参加したトミーは、度重なる過酷なミッションにじわじわと精神を蝕まれ、愛妻モリーとの関係までも冷えきっていく。
2001年9月11日に起きた同時多発テロ事件を受けて、アメリカ主導の下に始まった対テロ戦争にイギリスも参加。タリバン勢力を掃討すべく、アフガニスタンにも多くの若者が派兵されることに。2006年9月5日。同地の村カジャキに駐留していたイギリス部隊の兵士のひとり、スチューは、移動パトロール中、地雷を踏んで右足を失うはめに。さらには、彼の救出に駆けつけたほかの仲間たちも、次々と地雷に触れて重傷を負う。
2003年、アメリカ軍がバグダッドを占領した際、ロイ・ミラー主任兵曹と陸軍検査官チームは、イラクの砂漠に備蓄されていると思われる大量破壊兵器を発見するために派遣された。次々と罠が仕掛けられた危険な場所を転々としながら、致命的な化学物質を探していくが、代わりに巧妙な隠蔽工作が行われており、任務の目的が覆されそうになる。
ジェイク・タッパーのノンフィクション小説を基に、2009年に起こったアフガニスタン山奥の前哨基地での“カムデシュの戦い”の真相を描く。スコット・イーストウッドら次世代スターらが共演した戦争アクション。
2001年9月11日のその翌日、ミッチ・ネルソン大尉は、最も危険な対テロ戦争の最前線部隊に志願し、特殊作戦の隊長に任命される。わずか12人でアフガニスタンへ乗り込み、反タリバンの地元勢力を率いるドスタム将軍と手を結び、テロ集団の拠点マザーリシャリーフを制圧するのだ。だが、現地に着いた彼らに、次々と予期せぬ危機が襲いかかる。敵の数はまさかの5万人、しかも彼らは米兵の命に高額の懸賞金をかけていた。さらに、将軍から険しい山岳地帯で勝利を収めるための最大の武器は、ほとんどの隊員が1度も乗ったことのない“馬”だと言い渡される。
2005年6月、タリバンの幹部アフマド・シャーが潜伏しているという情報に基づき、米海軍の特殊部隊ネイビー・シールズから選抜されたラトレルら4人のチームはアフガニスタンの山岳地帯に乗り込むが、現地の電波状態が悪いために孤立する。さらに、遭遇した現地の一般人たちを殺すかどうかで4人の意見は分かれる。直後、4人は200人以上からなるタリバンの攻撃を受け、支援チームを乗せたヘリが現地に送り込まれるが…。
米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊し、イラク戦争に狙撃手として派遣されたクリス。その任務は“どんなに過酷な状況でも仲間を必ず守ること”。狙撃精度の高さで多くの仲間を救ったクリスは “レジェンド”の異名を轟かせるまでになる。しかし、敵の間にもその腕前が知れ渡り、“悪魔”と恐れられるようになった彼の首には18万ドルの賞金が掛けられ、彼自身が標的となってしまう。一方、家族はクリスの無事を願い続けていた。家族との平穏な生活と、想像を絶する極限状況の戦地。愛する家族を国に残し、終わりのない戦争は幾度となく彼を戦場に向かわせる。過酷なイラク遠征は4度。度重なる戦地への遠征は、クリスの心を序々に蝕んでゆく。
おすすめポイント!
この映画はイラク戦争において実在した、米軍史上最強スナイパーの戦中と、一人の父親としてもがき苦しみ、戦争で何を失ってしまったのかが描かれています。英雄と讃えられた主人公ですが、戦場では他の兵士と同じように一人の人間として悩み葛藤し、戦争から帰ってきても極限状態の日々を過ごしたため、平和とのギャップに苦しみます。映画の終わり方にも驚かせられますが、この映画観て改めて戦争は負の連鎖しか生まないものだと痛感させられます。