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巨匠リチャード・リンクレイタ―監督が12年の構想期間を経て描く、感動のロードムービー。 妻に先立たれ、2日前に息子が戦死した父は、耐え切れない悲しみの中、故郷へ帰る旅に30年間音信普通だった戦友を誘った―。 かつて共にベトナム戦争に従軍し、痛みを分かち合った仲間たちは、30年前に起きた事件をきっかけに大きく人生が変わっていた。今はそれぞれの道を歩む旧友三人組は、仲間に起きた悲劇をきっかけに再会し、親友の息子の遺体を連れ帰る旅に出る――。戦争で刻まれた喪失感。仲間との旅は心の殻を一枚ずつ剥いでゆくー。30年前の“ある事件”によって傷ついた心の再生と、人生が再び輝き出す姿が描かれる。
タイムループにはまり込んでいる2人の十代の若者。そこから抜け出したいマークと、とどまっていたいマーガレット。見逃してしまいそうな日常の小さな奇跡を共に探していけば、同じ日が繰り返される理由を見つけ、そして、そのタイムループから抜け出すきっかけをつかめるかもしれない。
1862年のロンドン。気象学者のジェームズは天気を予測できると考えていたが、学会では荒唐無稽と誰にも相手にされず、それを証明するための実験を行う資金も集まらなかった。そんな中、気球操縦士のアメリアと出会ったジェームズは、彼女に大空に連れて行ってほしいと頼み込む。夫を亡くした悲しみから立ち直れずにいたアメリアは、ためらいつつもジェームズの依頼を受け入れ、高度の世界記録への挑戦を決意する。こうして誰も到達したことのない高高度を目指して、危険な冒険へと旅立つジェームズとアメリアだったが…。
9・11同時多発テロ事件後、アメリカ上院職員のダニエル・J・ジョーンズは、CIAの拘留・尋問に関するプログラムの調査を命じられる。さまざまな資料をもとに調査を進めるうちに、CIAが「強化尋問プログラム」と称して拷問を行い、その事実を国民にひた隠しにしていたことなどが明らかになっていくのだが……。
スラム街出身で無職、妻と息子にも見放されたデルは、ハンディキャップを持つ大富豪フィリップの介護人として働くことになる。秘書のイヴォンヌを始め周囲は、キャリアも教養もなくお調子者のデルに反対する。だが、お互いに一人の人間として接し、刺激し合うふたりは忘れていた充実した日々に満たされていく。しかしフィリップの心には、誰にも言えない秘密があった。そんなある日、ふたりを揺るがす出来事が起きてしまう。果たしてどん底だった彼らは<人生のアップサイド>に辿り着けるのか?
優等生でスポーツ万能な学生ニック。父デヴィッドにとっては自慢の息子であり、父と再婚相手カレンの間に生まれた幼い弟と妹にとっても良き兄だった彼は、ふとしたはずみでドラッグに手を出してしまう。最初は軽い気持ちだったが、気づいたときには底なしの泥沼から抜け出せなくなっていた。そんなニックの深刻な薬物依存を知ったデヴィッドは、息子の更正を信じて彼のリハビリを懸命にサポートするのだったが…。
メタルドラマーのルーベンは聴力を失い始める。医師から病状が悪化すると告げられた彼は、自分のキャリアと人生が終わったと思う。ガールフレンドのルーは、再発防止と新しい生活への適応を願い、聴覚障害者のためのリハビリ施設にこの元中毒患者を入所させる。しかし、ルーベンは新しい日常と、かつて知っていた人生のどちらかを選ばなければならない。
2018年6月、予期せぬ豪雨によってタイ北部のタムルアン洞窟に地元サッカーチームの少年とコーチ計13人が閉じ込められた。彼らを救出するため、水没した狭い迷路のような洞窟を進むことができる、世界でも最高の技術と経験をもったダイバーのチームが立ち上がる。ダイバーたちはタイ軍と1万人を超えるボランティアとともに、12人の少年とそのコーチを救い出すための困難な救出劇を開始。全世界が注目する中、これまでで最も危険なダイビングに挑んでいく。
おすすめポイント!
洞窟で起きた事故の救出劇を描いた作品です。狭い通路と鉄砲水の勢いで救出が如何に困難だったかが伝わり、臨場感と緊迫感のある作品でした。作中では少ししか描かれなかったが、発見されるまでの10日間、子供たちが「コーチが支えてくれた」と全員が口にしており、彼らの信頼関係の強さを感じ、極限の状況でこそ、他者に対する優しさの気持ちが大切なのだと気付かせてくれます。
実際にタイで起きた事故を再現しており、レスキュー隊やダイバー、市長や当事者の家族、多くの人たちの支えがあったからこそ、子供たちが全員無事に救出でき、奇跡が起きたのだと感じさせてくれる作品でした。